ルシア-5
「ルシア」5話
【感想】
人生を変えるための契約です。
前話でなかなか渋い対応に対してアッサリと会うことを了承したタラン公爵。
しかも、ルシアは名乗らず契約も話さないにもかかわらず、ルシアに少し怒るだけでOK。
あれ?前話の修羅場で不必要な感情の消耗、その中でも怒りを嫌っていたのに、どういうことでしょうか。
振り返って読み返すと、タラン公爵は不必要な感情をぶつけられるのが嫌だということでしょうか。
タラン公爵は体の関係だと言っているにもかかわらず、ソフィアは嫉妬のような怒りの感情をタラン公爵にぶつけていますね。
ルシアは宮廷に戻り、今日のことを振り返り、盗み聞きして聞こえた、タラン公爵の
「もし俺の気に障るようなことがあったら命に変えて償わせる」
ここでも、怒りについて言及してますね。
ルシアはこのことを思い出し怯えています。
不必要な感情の消耗とは相手も自分もということでしょう。
「命に替える」が正しい漢字だと思いました。